子宮頸がんの高度異形成で再発する理由とは?
子宮頸がんの高度異形成で再発する理由とは?
子宮頸がんの前段階として高度異形成があります。
高度異形成は子宮頸がんの中でも上皮内癌の前段階。
放置しておくと、ガン細胞に変わることがあります。
そのため高度異形成だと診断された場合には
手術をすすめられるケースが多いです。
「高度異形成はガンじゃないのにどうして手術をすすめるの?」
と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
⇒
子宮頸がん検診で高度異形成だと手術をすすめる3つの理由とは?
ここでは高度異形成だと診断され
手術で異常な細胞を全部摘出した前提で話を進めさせていただきます。
高度異形成の場合に、手術を受けて異常な細胞を全部摘出したのなら
ほとんどの方は「これで一生子宮頸がんの恐怖から逃れることができる」と考えてしまいます。
ですが、その後の子宮頸がん検診で「
異常な細胞が見つかりました」
と再発してしまう方もいます。
なぜ高度異形成の手術を受けて異常な細胞がなくなったのに
再発してしまうことがあるのでしょうか?
高度異形成の治療後に再発する原因は?
そもそも子宮頸がんの原因はハイリスク型のヒトパピローマウイルス(別名HPV)の感染です。
ヒトパピローマウイルスに感染している男性との性交渉で起こります。
高度異形成の手術は異常な細胞を摘出する手術です。
ヒトパピローマウイルスは目に見えません。
ヒトパピローマウイルスを除去する目的で手術をしているわけではありません。
つまり、高度異形成の手術を受けても
体の中に
ヒトパピローマウイルスが残っているのであれば再発する可能性はあるということです。
また、先ほども申しましたが子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスの感染です。
たとえば
旦那さんや彼氏がヒトパピローマウイルスに感染しているなら
仮に高度異形成の治療でウイルスが消えたとしても
また性交渉時に感染することはあり得るわけです。
もし不特定多数の男性との性交渉があるなら
尚更ウイルスに感染する可能性は高いわけです。
最後にまとめますと高度異形成の治療をして完治したはずなのに
再発する理由は2つあります。
1つはヒトパピローマウイルスが体に残っていた可能性、
もう1つはヒトパピローマウイルスに感染している男性との性交渉です。
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