軽度異形成は治る病気なの?どうすればいいの?
軽度異形成は治る病気なの?どうすればいいの?
子宮頸がん検診を受けると2週間から1か月くらいして結果が郵送で送られてきます。
検診結果で一番大事なのが細胞の状態です。
子宮頸がん検診では子宮頚部の細胞を専用のプラスティックのブラシでこすりとり、
専門家が顕微鏡で確認します。
「子宮頚部ってどこにあるの?」と気になる方は
こちらの画像をご覧ください。子宮と言っても膣よりです。
子宮頚部の細胞が子宮頸がんの細胞に変わるのに
以下の流れを経ます。
正常細胞⇔軽度異形成⇔中等度異形成⇔高度異形成→上皮内癌→浸潤癌
正常細胞はその名の通り、正常な細胞です。
と異形成がついているのは
正常な細胞でもガン細胞でもない中間の状態です。
軽度異形成が一番正常に近い細胞です。
高度異形成になると、あと一歩でガン細胞に変化する為
注意が必要な状態です。
もしあなたが子宮頸がん検診で『軽度異形成』だと診断されたら
どうかんじるでしょうか?
「
どうすれば軽度異形成が治るの?」ってことだと思います。
異形成の中でも軽い方ではありますが
放っておいたら子宮頸がんになりそうで怖いですね。
ただ、結論としては
軽度異形成は放っておいたら勝手に治ることがほとんどです。
データとしては軽度異形成から子宮頸がんに発展する確率は1〜2%だと言われています。
中等度異形成や高度異形成が子宮頸がんに発展する確率は
こちらの記事でご確認ください。
⇒
子宮頸がん検診で異形成が見つかる2つの原因とは?
話は戻って軽度異形成の場合、正常細胞に治すためにできることってありません。
98〜99%の確率で勝手に治るので。
もっというと、「軽度異形成だけど手術で取ってください!」
とお医者さんに泣きついても・・・
「保険がききませんけど・・・」
と拳を握りしめながら怒ってしまうかもしれません。
つまり、国だって軽度異形成は放っておけば治ると言っているようなものです。
とはいえ、1〜2%の確率で軽度異形成でも子宮頸がんに発展することがあります。
だから、お医者さんから精密検査をすすめられたり
3ヶ月に1回くらいのペースで子宮頸がん検診をすすめられたりします。
とにかく子宮頸がん検診で軽度異形成が見つかっても
あまり心配しないでお医者さんの指示に従うようにしましょう。
軽度異形成は放っておいても治るものですから。
続いて子宮頸がんが起こる原因について解説しました。
⇒
子宮頸がんは男性が原因で起こるの?