子宮頸がん検診は痛い検査でしょうか?また、出血する検査でしょうか?
子宮頸がん検診を受けた女性の中には痛くて耐えられないという方もいます。
あるいは、痛いというより恥ずかしかったという方もいます。
また、子宮頸がん検診を受けた後、「出血しないかな?」と不安に感じる方が多いです。
子宮頸がん検診後に出血があったら、
「検査の失敗で出血したのかも?」とか
「何かの病気かな?もしかしてガン?」と不安になるのは当然のことです。
子宮頸がん検診は子宮頚部の細胞を専用の器具で軽くこすり取る検査です。
子宮頚部の場所はこちらでご確認ください。
子宮頚部の表面を器具でこすり取るので、出血するのは普通のことです。
たとえば、歯磨きしていたら出血することがあると思います。
歯磨きだって歯以外の粘膜をこすることで、血が染み出てくることがあるでしょう。
このことと同じような現象が子宮頸がん検診で起きているだけです。
だから検診後のほとんどの出血は問題ありません。
たいていの病院では検診後、
ナプキンなどの下着に血液が付かないようなものを用意しているくらいです。
それくらい
子宮頸がん検診後に出血するというのはよくある話ということですね。
だから、検診後、下着に少し血液がついている程度ならそこまで心配しないでくださいね。
ただ、検診後に大量に出血するケースもあります。
どんな場合に検診後に大量に出血するケースがあるか?というと
妊娠初期に子宮頸がん検診を受ける場合です。
妊娠すると子宮頚部の辺りが肥大し柔らかくなっています。
そんなときに子宮頚部を器具でこすり取るわけですから
妊娠していない女性よりも出血しやすいのは普通の事です。
そんなこともあって、子宮頸がん検診を受ける際に問診票に
妊娠の有無はほぼ確実に聞かれます。
ともあれ、子宮頸がん検診後に下着にうっすらとした血液でなく
大量の血液がついているようなら、すぐに病院に電話して
「どうしたらよいか?」指示を受けるようにしましょう。
続いて、子宮頸がん検診は痛いか?ですが、
検査をするときに膣に器具を入れて拡げますがその器具には3種類の大きさがあります。
たとえば男性経験のない方であれば、その旨を医師や看護師に告げるようにしましょうl。
膣を拡げるときに一番小さい器具を使えば「痛い」と感じる方はほとんどいません。
でも、何も医師や看護師に告げないと膣を拡げるのに
一番大きい器具を使って痛い思いをすることもあり得ます。
大きい器具の方が、子宮頸管の細胞を取りやすくなり
検査をする方がより安全に、より楽にできるようになるからです。
最後にまとめますと、子宮頸がん検診は子宮頸管の細胞をこすり取るので
出血することは普通にあります。
また、検査自体、膣を拡げる器具は小さいタイプにしてもらえば
痛いと感じる女性は少ないです。
子宮頸がん検診は成人女性なら2年に1回受けるように推奨されています。
お近くの検診センターはこちらからご確認ください。
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