子宮頸がんはヒトパピローマウイルスが子宮頚部に感染することが原因です。
ヒトパピローマウイルスはHPVと略します。
HPVはhuman papillomavirusを略したものです。
この記事では子宮頸がんの原因になるHPVについて解説します。
子宮頸がんの原因であるHPVとは?
HPVは子宮頸がんの原因になるだけではありません。
男性や女性の性器にイボができる原因にもなります。
というのはHPVは100種類以上あるんです。
人間には日本人、アメリカ人、韓国人、中国人など
いろんな人種がいるようにHPVにもいろんな種類があります。
100種類以上あるHPVの中には
- 皮膚にくっついて増殖するタイプと
- 粘膜にくっついて増殖するタイプ
に大きく分けます。
粘膜は口の中などの柔らかいピンクの部分です。
皮膚はその名の通りですね。
たとえば、女性の陰部で考えると、膣の内部は粘膜ですが
膣の周辺の陰部は皮膚です。
皮膚型のHPVに感染した場合には男性や女性の性器周辺にイボができたりします。
皮膚型のHPVに感染してできたイボを尖圭コンジローマと言います。
ちなみに
子宮頸がんの原因になるHPVは粘膜型です。
もっと細かいことをいうと、子宮頸がんの原因になるHPVは粘膜型の中でも
16型や18型といわれるものです。
16型や18型のHPVに感染している男性との性交渉で女性が感染し
10年くらいかけて子宮頸がんが発症してしまうと言われています。
だから妻が子宮頸がんだと診断されると夫が
「別の男と浮気しているんじゃないの?」と疑って言うこともあります。
これは完璧に偏見ですが。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒
妻が子宮頸がんに!原因は夫で間違いないの?
話は戻って子宮頸がんはHPVの中でも粘膜型に感染することで起こります。
子宮頸がんは1年間で10,000人以上の女性が発症していて
3,500人の方が亡くなっている恐ろしい病気です。
子宮頸がんは検診を受ければ診断ができます。
ただ、子宮頸がん検診って痛いってイメージがないですか?
そんな不安を持っている方はこちらの記事をご覧ください。
⇒
子宮頸がん検診って痛い?どんな検査をするの?