子宮頸がん検診で高度異形成の場合に行うレーザー蒸散術とは?
子宮頸がん検診で高度異形成の場合に行うレーザー蒸散術とは?
子宮頸がん検診で異常が見つかった場合には精密検査を受けるように言われます。
そして精密検査で高度異形成が見つかった場合には
治療として手術になることが多いです。
「なんで高度異形成で手術をすすめてくるの?」
と疑問に感じる方はこちらの記事をご覧ください。
⇒
子宮頸がん検診で高度異形成だと手術をすすめる3つの理由とは?
ともあれ、高度異形成の場合、手術方法として
円錐切除術、レーザー蒸散術のどちらかが行われます。
円錐切除術に関してはこちらの記事をご覧ください。
⇒
円錐切除術ってどんな手術?子宮頸がんの治療法
この記事ではレーザー蒸散術について解説します。
レーザー蒸散術とは?高度異形成の治療法
子宮頚部に存在する病変をレーザーで蒸散させる方法です。
蒸散という言葉がややこしいですが、レーザーで焼きとる感じです。
子宮頸がんの高度異形成ということなら
95%程度の方がレーザー蒸散術が選びます。
手術自体局所麻酔で、入院日数は1日から2日程度です。
レーザー蒸散術の欠点はレーザーで当てたところが蒸散してしまう(消えてしまう)ため、
組織検査ができないところです。
そのため、レーザー蒸散術を行う前に必ず確定診断をしておく必要があります。
もし高度異形成だと思い込んでいたら、実は浸潤癌で
転移していたとかなったらシャレになりません。
ただ、メスを使って病変を切り取る手術より出血量も少なく
術後の痛みも少ないのレーザー蒸散術のメリットになります。
またレーザー蒸散術の方がメスを使う手術より
傷跡が少なくてすみます。
将来妊娠出産を望む女性にはレーザー蒸散術が向いているかもしれません。
詳しくは主治医の先生と相談して手術方法は決定するようにしましょう。
続いてこちらの記事をご覧ください。
⇒
子宮頸がん検診で高度異形成が!ガン保険はどうなる?