円錐切除術ってどんな手術?子宮頸がんの治療法
子宮頸がん検診で異常が見つかった場合には精密検査を受けることになります。
もし精密検査で高度異形成や上皮内癌が見つかった場合には
円錐切除術という手術を医師からすすめられます。
円錐切除術ってどんな手術?
円錐切除術とは子宮頚部を円錐状に切除し子宮頸がんかどうか診断しながらも
同時に治療も行う手術法の一つです。
子宮頸がん検診は細胞レベルの検査法です。細胞の塊が組織です。
細胞レベルの検査だと偶然取った細胞次第で
異常かどうか判断されるため正確ではありません。
円錐切除術のように円錐状に組織を切り取って検査する方法こそが
もっとも正確な検査法なのです。
子宮頚部の場所はこちらの画像でご確認ください。
もし円錐切除術を行ったところが子宮頸がんだったと診断できても
ガン細胞を取り切れていれば、そこで治療は終了です。
その後、経過観察を行うことで子宮頸がんの再発を防止します。
あと、円錐切除術と言っても大きく分けて3つの手術方法があります。
この方法は昔から行っている方法です。
メスで切るので出血が多くなりがちです。
2つ目と3つ目の方法は出血も少ないです。
だから止血に時間がかからない分、手術時間も短くてすみます。
最後にまとめますと、円錐切除術は子宮頸がん検診などで
異常が認められた場合に行われる手術法の一つです。
子宮を全摘出しません。
異常のある部分を円錐状に切り取って確定診断します。
もし完璧に異常な部分を切り取っていたらそこで治療は終了します。
また、子宮を全摘出しないので手術後に妊娠・出産することが可能です。
- メスを使った方法
- 電気メスの一種を使う方法
- レーザーを使う方法
があります。
電気メスとレーザーを使う方法は出血も少なく手術時間も短くてすみます。
メスを使う方法は出血量が多くなりがちです。
続いて子宮頸がんの手術を受けたらどれくらいの期間入院する必要があるのか?解説しました。
あと、手術はどれくらいの時間がかかるのか?も解説しました。
⇒子宮頸がんの手術時間ってどれくらいかかるの?
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