結果がアスカスだったら再検査は受けるべき?
子宮頸がん検診の結果を見るとASC-USと記載されていることがあります。
ASC-USのことをアスカスといいます。
「そもそもアスカスって何?」と疑問に感じる方はコチラの記事をご覧ください。
ここでは子宮頸がん検診の結果、アスカスだと言われた場合に
再検査を受けた方がよいのか?解説します。
アスカスだとわかったら再検査を受けた方がよいの?
そもそもアスカスは軽度異形成か炎症かわからないけど
ガン細胞があるわけでもない状態です。
子宮頚部にある正常な細胞は以下のような流れで浸潤癌といって
全身に転移するガン細胞に変化していきます。
正常細胞⇔軽度異形成⇔中等度異形成⇔高度異形成→上皮内癌→浸潤癌
浸潤癌が最悪の結果だとして、軽度異形成はちょっと心配した方がいいけど
深刻には受け止めない方がよいレベルです。
そもそも軽度異形成の場合、放っておいても自然に治ることがほとんどです。
ただ、中には軽度異形成から浸潤癌に移行していく場合もあります。
「じゃ、どうするの?」と不安になるでしょう。
子宮頸がん検診でアスカスだと言われた場合には
以下の3つをお医者さんからすすめられます。
- 6か月後くらいに再検査を受ける
- ヒトパピローマウイルスに感染していないか検査する
- 精密検査(コルポ診)を受ける
の3つです。
再検査はもう一度内診台にのって
子宮頸がん検診と同じ検査を受けることを指します。
ただ、もう一度恥ずかしい思いをしたくない方も多いはずです。
そこでおすすめなのがヒトパピローマウイルスに感染しているか検査する方法です。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染することで起こります。
仮に子宮頸がん検診でアスカスだと診断されてもヒトパピローマウイルスに感染していないなら、
ほぼ確実に子宮頸がんになることがありません。
「じゃ、どこでヒトパピローマウイルスの検査を受けたらいいの?」
と気になる方も多いでしょう。
検査は自宅で簡単にできます。
詳細はこちらをご覧ください。
もしヒトパピローマウイルスの検査で、感染が発覚した場合には
再検査を受けるか、あるいは次の精密検査(コルポ診)を受けるようにしましょう。
精密検査は再検査よりも広範囲に組織を採取するので
出血量が増えますし、痛みも伴います。
ただ、コルポ診と再検査では、
診断の正確性は圧倒的に痛い分だけコルポ診の方が高いです。
アスカスだと言われた場合、まずはヒトパピローマウイルスの検査を受けて
もし感染しているようであれば、婦人科に行って
コルポ診か再検査かどちらがよいか?相談するようにしましょう。
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