子宮頸がんの検査で行うコルポ診とは?
子宮頸がん検診を受けて異常が見つかったら精密検査を受けることになります。
子宮頸がん検診の流れはこちらの記事でご確認ください。
⇒動画で確認!子宮頸がん検診の流れをご紹介します
精密検査ではコルポ診という検査が行われます。
コルポ診とはコルポスコープという機材を使用した検査法です。
コルポすこぷーは女性器の内部を顕微鏡のような感じで
拡大してはっきりと見えるようにできます。
コルポスコープの画像はこちらです。
(画像はhttps://fujito.info/fujito/fujinka/cca/colpo/OCS500_024.gifより引用)
コルポ診ではコルポスコープを女性器の中に入れます。
そして3%酢酸溶液を使って子宮頚部を白濁させ、
子宮頸がんの有無がはっきりとわかるようにします。
一般的な子宮頸がん検診では見られなかった細かな血管や
子宮頚部の粘膜の色がくっきりと見えるので正確な検査ができるのです。
もし、異常な組織が見つかったら切除鉗子を使って病変を採取します。
採取する病変の大きさは3〜5mmとかなり小さいので
大量出血などの心配はほとんどありません。
切除鉗子の画像はこちらです。
(画像はhttp://iryoking.com/shopimages/btix1523/1200030000872.jpgより引用)
採取した病変を病理検査と言って専門の診断医が
子宮頸がんかどうか、具体的には異形成や上皮内癌、浸潤癌がないかどうか?
チェックします。
以上が子宮頸がんで行う精密検査の一種、コルポ診の説明でした。
もしコルポ診で高度異形成や上皮内癌が見つかったら
円錐切除術という手術を行うことが多いです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒円錐切除術ってどんな手術?子宮頸がんの治療法
関連ページ
- 子宮頸がんの検査の種類は?検査は痛いの?
- 子宮頸がんの検査の種類をご紹介します。あと子宮頸がんの検査は痛いのかどうか?わかりやすく解説しました。
- 子宮頸がん検査は生理後何日目から可能?
- 子宮頸がん検査は生理後何日目から可能なのでしょうか?わかりやすく解説しました。
- 子宮頸がん検査の頻度は?
- 子宮頸がん検査の頻度はどれくらいなのでしょうか?わかりやすく解説しました。