子宮体がん検診は痛いし出血する検査なの?
子宮体がん検診は子宮の奥に膣から器具を挿入して細胞を採取し
顕微鏡で異常がないか確認する検査です。
子宮頸がん検診は子宮頚部という子宮の入り口の細胞を採取する検査です。
子宮頚部や子宮の奥の方と言葉で言ってもわかりにくいでしょう。
そこで画像でご確認ください。
子宮体がんと記載されている部分の細胞を採取するのが子宮体がん検診です。
つまり子宮頚部よりも奥の方の細胞を採取します。
膣から真っ直ぐな棒を挿入して細胞を採取するので
より遠くのものを採取する方が難易度が上がります。
真っ直ぐな棒だと角度をつけて細胞を採取することだって難しいですから。
たとえば1m先の物を棒でつかむより2m先の物をを棒でつかむ方が難しいですね。
しかも子宮の内部で炎症を起こしていたりすると
子宮体がん検診時に棒が当たるだけでも出血しますし痛みをともないます。
また、子宮体がん検診は別の記事でも解説していますが
年齢が上の方の女性が検査の対象です。
女性は年齢を重ねるとエストロゲンという女性ホルモンの量が減ってきます。
すると、膣が乾燥しがちになります。
その結果、子宮内部の細胞を採取しようとするだけでも痛みをともなうのです。
まとめますと
- 子宮の内部を検査するので検査する先生の難易度が子宮頸がん検診より難しいこと
- 子宮内部に炎症があっても目視ができないので傷つけやすいこと
- 年を重ねた方が検査の対象なので膣が乾燥していて痛みをともないやすいこと
以上の理由から子宮体がん検診は
子宮頸がん検診よりも出血したり痛いと感じやすい検査だと言えます。
ただ、女性ホルモンの分泌量であったり
子宮内部の状態(炎症があるとかないとか)は個人差があります。
だからみんな同じ痛みや出血があるわけではありません。
ある人は「子宮体がん検診は痛くないし出血もないよ」という方もいるでしょうし
ある人は「子宮体がん検診は痛いし出血もあるよ」というでしょう。
ただ、子宮体がん検診はこの記事で説明したように
子宮頸がん検診よりも痛みをともないやすく出血もしやすいということをご理解ください。
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