妊娠中でも子宮頸がん検診を受けた方がよい理由とは?
妊娠中でも子宮頸がん検診を受けた方がよいと言われています。
そもそも子宮がん検診は20歳以上の女性なら2年に1回受けるように推奨されています。
ご心配であれば1年に1回子宮頸がん検診を受けてもよいくらいです。
2年や1年に1回の頻度で検診を受けた方がよい理由はこちらの記事を参考にしてくださいね。
子宮頸がん検診は膣から器具を挿入して
子宮頚部の細胞をこすり取り顕微鏡で検査する方法です。
もし細胞をこすり取る器具にばい菌がついていたりしたら
胎児がばい菌で汚染されて流産してしまう危険だってあるわけです。
だから、妊娠中の女性なら子宮頸がん検診なんて受けたくないでしょう。
なぜ妊娠中に子宮頸がん検診を受けた方がよいのでしょうか?
妊娠中に子宮頸がん検診を受けた方がよい理由とは?
子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染して起こります。
そしてヒトパピローマウイルスは性交渉時にうつります。
とはいえ、性交渉時にヒトパピローマウイルスに感染したら
すぐに子宮頸がんが発症するわけではありません。
少なくとも3年以上かかって少しずつ正常な細胞ががん細胞に変わっていくのです。
ところで日本人女性が妊娠する平均年齢は31歳です。
そして子宮頸がん検診でガンが見つかる年齢も30代がほとんどです。
とはいえ、子宮頸がん検診を受けている女性の割合ってわずか20%です。
つまり、100人いたら80人の女性は子宮頸がん検診を受けていません。
もし妊娠して出産が近づいた時に
子宮頸がんが発症したとしても胎児を堕胎することも難しいですし、
子宮頸がんの手術をすることも難しいわけです。
でも、たとえば妊娠10週までに子宮頸がん検診を受けてガンが見つかったとしても
赤ちゃんをおろして子宮頸がんの手術をすることができます。
また、妊娠10週くらいまでなら
子宮頸がん検診で子宮頚部の細胞をこすり取っても出血量が少なくてすみます。
以上の理由から妊娠中の女性、
しかも妊娠10週までに子宮頸がん検診を受けるように
産婦人科の先生からすすめられるわけですね。
ただ、「子宮頸がん検診って痛いのでは?」と不安な方も多いでしょう。
そこでこちらの記事で詳しく解説しました。
⇒子宮頸がん検診って痛い?どんな検査をするの?
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