子宮頸がんワクチンで不妊に!?それってデマなの?
子宮頸がんワクチンは子宮頸がんという命に関わる恐ろしい病気を予防します。
実際、子宮頸がんを発症して、ガンが転移してしまうと
5年生きられる確率はかなり低くなります。
詳しくはこちらの記事でご確認ください。
⇒子宮頸がんが転移したら生存率は何%?
だからこそ、子宮頸がん検診を定期的に受けたり
子宮頸がんワクチンを接種したりするわけですね。
ただ、「子宮頸がんワクチンを接種すると不妊になる」という噂があります。
これってデマでしょうか?
子宮頸がんワクチンを接種すると不妊になるという噂はデマ?
まずどうして子宮頸がんワクチンを受けると不妊になるという噂があるか?から説明します。
子宮頸がんワクチンは不活化ワクチンです。
ワクチンには不活化ワクチンと生ワクチンがあります。
生ワクチンは病原体そのものがワクチンの中に入っているので
体が「あ、病原体が入ってきた」とすごくよく反応します。
そのため、免疫力を上げるのには生ワクチンが優れています。
不活化ワクチンは病原体そのものが入っていないので
免疫力を上げるには、生ワクチンより弱いです。
そのため不活化ワクチンにはアジュバントが入っています。
アジュバントは日本語でいうと免疫増強剤です。
アジュバントが入ることで不活化ワクチンの欠点を補っているわけですね。
ただ、「子宮頸がんワクチンに含まれているアジュバントによって
不妊症になってしまう」という噂があります。
「アジュバントが入っている=不妊」という話はどこから来たか?というと
家畜で妊娠させないお薬の中にアジュバントが含まれていたからです。
ちなみに不活化ワクチンには他にインフルエンザワクチンがあります。
もちろんアジュバントが入っています。
なのに、インフルエンザワクチンに対しては誰も
「アジュバントが入っているから不妊になる」とか言っていないですね。
確かに、家畜で不妊にさせるお薬にはアジュバントが入っています。
でも、家畜を不妊にさせるアジュバントは
不妊にさせるお薬の成分を補強する形で入っているだけです。
つまり、家畜を不妊にさせるアジュバント自体が不妊にさせる効果はないということです。
したがって、子宮頸がんワクチンに入っているアジュバントによって
人間が不妊症になるという噂はデマです。
また、子宮頸がんワクチンで不妊症になったという報告は今のところありません。
そういった意味でも子宮頸がんワクチンで不妊になるという噂はデマです。
子宮頸がんが発症し全身にガン細胞が転移すると高確率で5年以内に命を落としてしまいます。
そうならないためにも、主治医の先生と相談の上、
子宮頸がんワクチンの接種を検討してみてはいかがでしょうか。
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