子宮頸がんの症状とステージについて解説
子宮頸がん検診を受けると「クラスT」とか「クラスU」と言った結果が返ってきて
衝撃を受けることがあります。
「え、もしかして私は子宮頸がんで手遅れなの?」と。
ただ、クラスTとかクラスUという検査結果は
あなたの細胞の状態を表しているだけです。
だから仮にクラスWといういかにも重そうな検査結果が返ってきても
手遅れかどうか、判断できません。
子宮頸がんがどれだけ進行しているかは『ステージ』で表現します。
この記事では子宮頸がんのステージと症状について解説します。
子宮頸がんの症状は?
子宮頸がんの症状を知ることは早期発見・早期治療にとって重要です。
もし、以下のような症状があるようでしたた
子宮頸がん検診を受けた方がよいでしょう。
- 陰部から出血
- お腹が痛くなる(特に陰部に近い部分)
- 腰が痛くなる
- 男性と性交渉時に痛みを感じる
- おりものがいつもと違う
以上のような症状がありましたら、
子宮頸がん検診をすぐに受診するようにしましょう。
子宮頸がんのステージとは?
子宮頸がん検診で疑わしい結果が返ってきたら病院で精密検査を受けます。
そしてお医者さんはステージで症状の進行を表現します。
ステージはT〜Wまであり、Wが一番症状として重いです。
この記事では一般の方に向けて説明しているためかなり細かいステージ分類はしていません。
子宮頚部にガン細胞が存在しているけど、他の部分に拡がっていない状態を指します。
ステージTなら、手術で完治できる可能性がかなり高いです。
子宮頚部からガンが骨盤や膣にまで拡がっている状態です。
ただ、骨盤や膣の1/3未満しかがん細胞は存在していません。
癌細胞が骨盤腔で敷き詰められた状態です。
悪化してくると、腎臓から尿管までがん細胞で満たされてしまいます。
がん細胞が尿をためる膀胱や直腸まで広がっている状態です。
肺などへ遠隔転移を起こすこともあります。
ステージWまで達すると手術はかなり難しいです。
以上、子宮頸がんの症状とステージによる分類でした。
このように子宮頸がんは進行すればするほど手術も難しくなり
全身転移をして命を落とすこともあるます。
実際、毎年約3,000人が子宮頸がんで亡くなっています。
とにかく子宮頸がんは症状の出る前に発見し早期治療することが重要です。
早期発見するためにも、2年に1回は子宮頸がん検診を受けましょう。
「子宮頸がん検診ってどんな検査なの?」と不安を感じている方、
こちらの記事をご覧ください。
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