子宮頸がん検診で異形成!進行速度はどれくらい?
成人女性は2年に1回子宮頸がん検診を受けるように推奨されています。
「子宮頸がん検診ってどんな感じ?」と気になる方は
こちらの記事をご覧ください。
動画で子宮頸がん検診の流れを解説しています。
⇒動画で確認!子宮頸がん検診の流れをご紹介します
子宮頸がん検診を受けたら10日から1ヶ月くらいで検査結果が郵送されてきます。
検査結果はこちらの画像のような用紙に詳しく記載されています。
(画像はhttp://www.josei-kokoro.jp/re-examination.htmlより引用)
子宮頸がん検診では子宮頚部という膣に近い場所の細胞を採取し
異常かどうか?調べています。
子宮頚部の場所はこちらの画像で確認してください。
子宮頚部の細胞は以下の流れで子宮頸がんの細胞に変化していきます。
正常細胞⇔軽度異形成⇔中等度異形成⇔高度異形成→上皮内癌→浸潤癌
上皮内癌と浸潤癌が子宮頸がんと呼ばれる状態です。
- 軽度異形成
- 中等度異形成
- 高度異形成
は、正常な細胞と形は違うものの、ガン細胞ではありません。
もし、軽度異形成、中等度異形成、高度異形成と診断算された場合、
どれくらいの進行速度で子宮頸がんにまで発展するのでしょう?
異形成から子宮頸がんに発展する進行速度はどれくらい?
結論としては進行速度としては3年から10年程度で異形成から子宮頸がんに発展します。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染している男性との性交渉が原因で起こります。
なぜ子宮頸がん検診が2年に1回、検査するように推奨されているか?というと、
感染しても最低3年は子宮頸がんにならないことがわかっているからです。
ただ、「じゃ、なぜ子宮頸がん検診は3年に1回でなく2年に1回なの?」
と疑問に感じる方もいるでしょう。
そもそも子宮頸がん検診は子宮頚部の細胞を採取して顕微鏡で確認する検査法です。
細胞の検査で異形成と診断されても、
確実に子宮頸がんでないと言い切れないのです。
より正確な検査をするにはヒトパピローマウイルスに感染しているかどうか?
まで調べる必要があります。
つまり、確実に子宮頸がんを発症していないことを証明するには
細胞の検査とヒトパピローマウイルスに感染しているかどうか?の2つの検査が必要なのです。
でも、子宮頸がん検診では細胞の検査だけしか行いません。
そんなこともあって、子宮頸がん検診は2年に1回受けるように推奨されているのです。
細胞の検査とヒトパピローマウイルスの検査を両方受けて問題ないなら
3年に1回の検査でも問題ないと言われています。
最後にまとめますと、子宮頸がん検診で異形成が見つかった時に
子宮頸がんを発症するまでの進行速度は3年から10年くらいです。
続いて子宮頸がんを発症しているかどうか?自分で確認するための方法をご紹介します。
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