子宮頸がんワクチン とは

子宮頸がんワクチンとは?

子宮頸がんワクチンとはどんなワクチンなのでしょうか?

 

子宮頸がんワクチン

 

まず、子宮頸がんワクチンは不活化ワクチンか、それとも生ワクチンか?
ということか知ることが重要です。

 

生ワクチンには生きている病原体が入っています。
もちろん、その病原体が発症しない程度に弱くしています。

 

ただ、病原体そのものが入っていますから体も
「この病原体をやっつけなくては!」と必死に免疫力を高めます。

 

だから、後で説明しますが不活化ワクチンよりもワクチンの効果は高いです。
ですが、効果が高い分、生ワクチンの方が不活化ワクチンよりも
副作用が強く出やすいと言われています。

 

生ワクチンの代表選手は

  • ポリオ
  • 麻疹
  • 風疹

 

などがあります。

 

続いて不活化ワクチンですが、生ワクチンと逆のイメージです。
つまり、不活化ワクチンは病原体そのものは入っていません。
病原体に似ているので、体があたかも「ヒトパピローマウイルスが入ってきた」と感じ、
反応してくれます。

 

ただ、くどいようですが不活化ワクチンは
病原体そのものが入っていないので生ワクチンよりも効果は低いです。

 

そんなこともあって、不活化ワクチンにはアジュバントと呼ばれるものが入っています。
アジュバントとは免疫増強剤のことです。

 

ちなみにこのアジュバントのために子宮頸がんワクチンを接種すると
不妊になるという噂があります。

 

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
子宮頸がんワクチンで不妊に!?それってデマなの?

 

不活化ワクチンのデメリットである効果の低さを補うために入っています。
不活化ワクチンの代表選手が今回説明する子宮頸がんワクチンがあります。

 

他にも

  • インフルエンザ
  • 破傷風
  • 日本脳炎

 

などがあります。

 

子宮頸がんワクチンは不活化ワクチンだということまで
ご理解いただけたでしょうか。

 

次に子宮頸がんワクチンは2種類あります。

 

子宮頸がんワクチンについて解説する医師

 

2つはまったくの別物で、どちらも1年の間に3回接種が必要です。
また、3回とも同じ子宮頸がんワクチンを接種しないと意味がないのでご注意ください。

 

で、2種類とは

  • サーバリックス
  • ガーダシル

 

のことです。

 

サーバリックスは2価ワクチンです。
つまり、2種類の病気を予防できます。

 

  • ヒトパピローマウイルス感染症16型
  • ヒトパピローマウイルス感染症18型

 

の2種類です。

 

ガーダシルは4価ワクチンです。
つまり4種類の病気を予防できます。

 

  • ヒトパピローマウイルス感染症16型
  • ヒトパピローマウイルス感染症18型
  • ヒトパピローマウイルス感染症6型
  • ヒトパピローマウイルス感染症11型

 

の4種類です。

 

サーバリックスとガーダシルどちらにも含まれている
ヒトパピローマウイルス感染症16型とヒトパピローマウイルス感染症18型
は子宮頸がんの予防につながります。

 

ガーダシルにしか含まれないヒトパピローマウイルス感染症6型と
ヒトパピローマウイルス感染症11型は尖圭(せんけい)コンジローマという
男性や女性の生殖器にイボができる病気の予防につながります。

 

子宮頸がんワクチンの接種について

 

サーバリックスは中学1年生から接種可能です。
3回接種して終了です。
1回目を接種してから1か月後に2回目を接種し
1回目接種から6か月後、つまり2回目接種から5か月後に3回目を接種します。

 

 

ガーダシルも中学1年生から接種可能です。
こちらも3回接種します。

 

1回目接種してから2か月後に2回目を接種し
1回目接種から6か月後、つまり2回目接種から4か月後に3回目を接種します。

 

以上、子宮頸がんワクチンとはどんなものなのか?解説しました。

 

子宮頸がんワクチンの最新情報は厚生労働省のホームページをご覧ください。
厚生労働省の公式ホームページはコチラ

 

続いて子宮頸がんワクチンの副作用について解説します。

 

子宮頸がんワクチンの副作用はどんな症状がでるの?

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