子宮頸がんが転移したら生存率は何%?
子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染することで起こる病気です。
「ヒトパピローマウイルスって何?」とご存知ない方はこちらの記事をご覧ください。
⇒子宮頸がんの原因HPVとは?
いつヒトパピローマウイルスに感染するか?というと
このウイルスを持っている男性との性交渉時です。
ヒトパピローマウイルスに感染して3年〜10年くらいの期間、
徐々に正常な細胞がガン細胞に変わっていきます。
そして子宮頸がんを発症します。
子宮頸がんを発症したばかりのころは
まだ転移したりしません。また痛みなどの症状はありません。
ですが、子宮頸がんが進行するにつれて性交痛がしたり
月経の時期でないのに出血したりするようになります。
そして転移し始めるころには骨盤にまでがん細胞が移動し
腰痛などの痛みを感じ始めます。
⇒子宮頸がんの症状として腰痛がでることがあるの?
腰痛が出始めると肺などへ癌細胞が転移する可能性が高くなります。
そして実際、病院の検査で子宮頸がんが転移していることがわかったら、
生存率は何%くらいなのでしょうか?
子宮頸がんで転移が発覚したら生存率はどれくらい?
データによると子宮頸がんだと診断された場合の
5年生存率は72.2%だそうです。
ただ、この生存率は子宮頸がん全体的なものです。
つまり子宮頸がんが転移している方も転移していない方も含む数字です。
子宮頸がんが転移していない場合の5年生存率は92.9%
子宮頸がんが所属リンパ節に転移した場合の5年生存率は55.2%、
肺など子宮頸がんが遠隔転移した場合の5年生存率は8.3%です。
ちなみに子宮体がんと診断された場合、
転移していないなら5年生存率は94.0%
所属リンパ節に転移した場合5年生存率は64.6%
肺などへ遠隔転移している場合には5年生存率は25.9%です。
子宮頸がんと子宮体がんを比較した場合、子宮頸がんの方が
5年生存率は転移していてもしていなくても低くなる傾向にありますね。
それくらい子宮頸がんの方が命に関わる恐ろしい病気だと言えます。
だからこそ、2年に1回定期的に子宮頸がん検診を受けるようにしましょう。
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