子宮頸がんワクチンで深刻な副作用がでる確率は?
どんなワクチンでも副作用が出ることがあります。
注射を打った後が痛くなったり、熱が出たりといった副作用が多いです。
こういった熱や痛みの副作用はあっても2〜3日程度で治まります。
ですが、子宮頸がんワクチンは熱や痛みの副作用以外にも
深刻な副作用が出ることがあるのです。
子宮頸がんワクチンによる深刻な副作用の具体例としては
アナフィラキシーショックや呼吸困難です。
アナフィラキシーショックは舌が真っ青になり、
呼吸が止まり命を落とすこともある副作用のことです。
アナフィラキシーショックが出る確率は96万分の1です。
96万回子宮頸がんワクチンを接種したら1回起こる可能性があると言われています。
あと、ギラン・バレー症候群という重篤な副作用が
子宮頸がんワクチンを接種すると起こる可能性があります。
ギラン・バレー症候群は末梢神経に起こる副作用です。
両手や両足に力が入りにくくなります。
ギラン・バレー症候群が起こる確率は430万回分の1です。
子宮頸がんは性交渉がなければ起こらない病気です。
男性との性経験がないと子宮頸がんは起こりません。
だから、できれば男性との性交渉を経験する前に
体に抵抗力をつけるためにも子宮頸がんワクチンを受けるわけです。
子宮頸がんのはヒトパピローマウイルスが子宮頚部に感染することが原因です。
子宮頚部の場所は子宮でも膣よりの部分です。
こちらの画像を参考にしてください。
で、ヒトパピローマウイルスは姉妹がたくさんいます。100種類以上います。
その中で子宮頸がんの原因になるのは15種類だけです。
ただ、子宮頸がんワクチンで防げるのは15種類のうち2種類だけです。
「じゃ、子宮頸がんワクチンの深刻な副作用があることを考えたら意味ないのでは?」
と疑問に感じる方もいるでしょう。
ですが、2種類のヒトパピローマウイルスを子宮頸がんワクチンで防ぐだけで、
子宮頸がんを約50%の確率で防ぐことができると言われているのです。
子宮頸がんを防げる確率が50%というのを高いと感じるか低いと感じるかは、その人次第です。
ただ、ベストは子宮頸がんワクチンを受けつつ
2年に1回の子宮頸がん検診をきちんと定期的に受けることだと思います。
子宮頸がん検診が不安な方はこちらの記事をご覧ください。
⇒子宮頸がん検診は痛くて出血する検査ですか?
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