子宮頸がん手術でよく起こる合併症とは?
子宮頸がん手術でよく起こる合併症とは?
の3種類です。
円錐切除術は子宮頚部の一部を円錐状に切り取る手術です。
大規模に子宮を切除する手術ではありません。
そのため合併症の心配は考えにくいです。
円錐切除術の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒
円錐切除術ってどんな手術?子宮頸がんの治療法
それから単純子宮全摘出術は子宮を全部摘出する手術です。
単純子宮全摘出術も手術にミスがなければ合併症の心配はありません。
仮に合併症の心配をするとしたら
ばい菌が手術中に入ってしまい腹膜炎を起こす可能性くらいでしょう。
ただ手術後、お医者さんが抗生物質を注射で投与したりするはずです。
そういった意味でも単純子宮全摘出術でも合併症の心配はそこまで必要ありません。
手術の合併症の可能性が高いのは広汎子宮全摘出です。
広汎子宮全摘出術は子宮頸がんの中でも
浸潤癌という診断がされた場合に行われます。
浸潤癌は膣や骨盤にまで拡大し、
さらにリンパ節や肺にまで転移をしてしまう非常に恐ろしいものです。
だから子宮だけでなく広範囲に摘出します。
手術の合併症としてたとえばウンチやオシッコが出にくくなることがあります。
なぜなら骨盤周辺の組織を摘出する時に骨盤神経を傷つけてしまうからです。
骨盤神経はオシッコやウンチをすることに関係している神経です。
骨盤周辺の組織を摘出するときにほぼ確実に骨盤神経を傷つけてしまいます。
だから排便・排尿障害は避けるのは難しいです。
それから子宮頸がんがリンパ節に転移しているときには
リンパ節廓清といってガン細胞に侵されている部分を摘出する手術を行います。
リンパ節廓清を行うと、合併症として浮腫といって
皮膚が水っぽい液体でブクッと膨れ上がることがあります。
また、リンパ管が炎症を起こして熱がでるという合併症がでることもあります。
以上、子宮頸がんの手術で起こりうる合併症でした。
などが起こりやすいです。
続いてもし子宮頸がんの手術を受けたら入院日数はどれくらいになるのでしょう?解説しました。
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子宮頸がんで手術を受けたら入院日数はどれくらい?