子宮頸がん検診は子宮頚部の細胞を顕微鏡で確認する検査です。
もし子宮頸がん検診で異常が見つかったら精密検査を受けることになります。
この記事では子宮頸がんの検査で異形成が見つかった場合に
治るのかどうか?転移したりすることがないのか?解説します。
まず子宮頚部の細胞は以下のような流れで
浸潤癌という転移する可能性のあるガン細胞に変改していきます。
正常細胞⇔軽度異形成⇔中等度異形成⇔高度異形成→上皮内癌→浸潤癌
で、この記事のテーマである異形成には
という段階があります。
軽度異形成の場合
軽度異形成だと診断された場合には
放っておいても治ることがほとんどです。
そのためお医者さんに軽度異形成の相談をしても
「様子見ましょう」と言われるだけです。
軽度異形成の場合はあまり心配せずにお医者さんの言う通り
様子を見るようにしましょう。
軽度異形成の詳しい説明はこちらをご覧ください。
⇒
軽度異形成は治る病気なの?どうすればいいの?
中等度異形成の場合
2年以内約80%の確率で正常細胞に戻ります。
つまり、中等度異形成もほぼ放置で治るということです。
ただ、軽度異形成より進行しているわけです。
子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染することで起こります。
だから、ヒトパピローマウイルスに感染していないかどうか?確認して
感染しているようだと、お医者さんによっては円錐切除術などの手術を検討する場合もあります。
円錐切除術についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒
円錐切除術ってどんな手術?子宮頸がんの治療法
ヒトパピローマウイルスの検査は自宅で簡単にできますよ。
>> 初めての方も安心!子宮頸がんのリスクを自宅でチェック
ヒトパピローマウイルスの感染が否定された場合には
様子を見ることがほとんどですね。
高度異形成の場合
高度異形成は上皮内癌の一歩手前です。
「上皮内癌って何?」と気になる方はこちらの記事をご覧ください。
⇒
子宮頚部にできる上皮内癌とは?
高度異形成と上皮内癌は専門のお医者さんでも区別がつきにくいと言われています。
そのため様子見で治るという考えは危険なので
円錐切除術を行うケースが多いです。
最後にまとめますと異形成は治るのか?というと・・・
軽度異形成は放置でほぼ治ります。
中等度異形成もほとんど放置で治るのですが、場合によっては
円錐切除術を行うこともあります。
高度異形成は円錐切除術を行うケースがほとんどです。
以上です。
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