高度異形成の手術って痛みはあるの?
高度異形成の手術って痛みはあるの?
高度異形成だと診断されたら、たいてい手術を受けることになります。
高度異形成は子宮頸がんの前段階の状態です。
高度異形成のまま放っておくのは今後、ガンになる可能性が高いので
心配ですからね。
手術は円錐切除術という手術を行います。
子宮頚部にできた異常な部分を円錐状に切り取る手術です。
「子宮頚部ってどこにあるの?」とよくわからない方、
こちらの画像でご確認ください。
子宮頚部は子宮の中でも膣よりの部分です。
だから高度異形成の手術は
子宮の奥の部分をえぐり取るような子宮体がんの手術とはいろんな意味で違います。
子宮体がんの手術なら器具を膣から挿入するにしても
子宮頚部を通ってさらに奥の部分を切除するわけです。
だから子宮体がんの手術の方が子宮頸がんの手術より痛みが強いです。
棒を使って近くの物をつかむより、遠くの物をつかむ方が難しいし
傷つけやすいのはなんとなく想像して頂けるでしょう。
「じゃ、子宮頸がんの手術はまったく痛みは感じないの?」
と思われるかもしれません。
でも、そんなこともありません。
子宮体がんの手術よりは痛みを感じにくいだけです。
痛いのは痛いです。
子宮頸がんの手術後3日程度は痛み止めのお薬を飲まないと痛みで
つらい思いをする方もいます。
ただ、高度異形成の円錐切除術には
- メスを使って異常部分を切り取る方法
- レーザーで焼切る方法
と2種類あります。
痛みをより感じやすいのは
メスで切り取る方法です。
レーザーを使う方法はメスよりは痛みが少ないです。
だからもし高度異形成だと診断されていて円錐切除術を受けるなら
お医者さんに「レーザーを使った手術を希望します」
と相談してみることをおすすめします。
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