軽度異形成とは?相手にうつることってあるの?
軽度異形成とは?相手にうつることってあるの?
軽度異形成とはどんな状態をいうのでしょうか?
また、軽度異形成が他人にうつることってあるのでしょうか?
まず軽度異形成とは何か理解するために
『異形成』とは何か知っておく必要があります。
異形成とはヒトパピローマウイルスという人にうつるウイルスが原因で
子宮の入り口である子宮頚部の細胞の一部が異常な状態になることをいいます。
つまり異形成は人間同士でうつし合うウイルスが原因でできるわけです。
ヒトパピローマウイルスは男性の生殖器からうつります。
が、異形成ができている女性にもヒトパピローマウイルスがいるわけです。
ヒトパピローマウイルスをもっている女性との性交渉で男性にもうつります。
ヒトパピローマウイルスをうつされた男性と別の女性との性交渉の結果、
その女性にヒトパピローマウイルスがうつされてしまうわけです。
そして時間の経過とともに異形成が子宮頚部にできてしまいます。
したがって
軽度異形成の状態というのは他人にうつる可能性を秘めているといえるでしょう。
話は戻って軽度異形成とは異形成の一種です。
と3種類あります。
軽度異形成は異型性の中でももっとも軽い
子宮頸がんまでの道のりは遠いものをいいます。
つまり異形成の中でも軽度異形成はもっとも子宮頸がんになる心配の少ないものです。
具体的に軽度異形成とは子宮頚部の細胞の中でも
異常化した細胞の割合が3分の1程度のものをいいます。
また軽度異形成は中等度異形成や高度異形成よりも
異常だとわかりにくいほどです。
しかも軽度異形成はウイルスをやっつけるだけの免疫力さえあれば
自然と、消えてしまうことがほとんどです。
数値としては
軽度異形成だと診断された女性の90%は
その後、軽度異形成が自然と消えているというデータがあります。
なので軽度異形成だと子宮頸がん検診でわかっても治療の必要はありません。
したがって仮にあなたが軽度異形成だと診断されたとしても
あまり心配せず、お医者さんの指示に従うようにしましょう。
こちらも参考に!⇒
子宮頸がん検診で異形成!進行速度はどれくらい?
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