子宮頸がん検診を受けると後日、郵送で結果が返ってきます。
で、100人の女性が子宮頸がん検診を受けると99人は異常なしです。
逆に100人のうち1人は異常がみつかり『再検査』を受けることになります。
郵送されてきた封筒を開けて「再検査が必要です」と書かれていたら
正直、不安でいっぱいになることでしょう。
「
もしかして、私、子宮頸がん!?全身に転移してたらどうしよう・・・」
と地獄に落ちたような気持ちになるかもしれません。
ただ、子宮頸がん検診の結果、再検査が必要になったとしても
まだあなたが癌ができているとわかったわけではありません。
というのは子宮頸がん検診を受けて、再検査が必要になる女性は100人中1人です。
が、子宮頸がん検診を受けて子宮頸がんが見つかるのは10000人中6人だからです。
つまり10000人の女性が子宮頸がん検診を受けたら100人の女性が再検査になり
再検査を受けた100人のうち6人に子宮頸がんが見つかるわけです。
と考えると、再検査を受けて子宮頸がんだと診断される確率は約6%です。
まずは不安がらずに再検査を受けてください。
で、ここからが本題です。
子宮頸がん検診の再検査ってどんな内容の検査なのでしょう?
子宮頸がん検診の再検査の内容とは?
の2つです。
上記2つはセットで行います。
子宮頸がん検診では細胞診といって
子宮頚部という子宮の入り口付近から採取された細胞をこすりとって
専門医が顕微鏡で検査して、異常かどうか判断していました。
再検査では組織診です。
私たちの体は細胞でできています。
細胞がたくさんくっつくと組織になり、
組織が集まると臓器や血管、神経などになり
それぞれ集まって人間になります。
つまり細胞より組織の方がより広範囲で検査するわけです。
なので子宮頸がん検診のときよりも広範囲、採取して
専門医が顕微鏡で調べることになります。
細胞診では範囲が狭かったので
異常があるかどうか、はっきりとわからないこともあります。
ですが組織診になると細胞診よりも広範囲に調べるため
より正確に異常があるかどうか診断できるわけです。
それからコルポ診はコルポスコープ(別名膣拡大鏡)という器具を使って
直接、膣の中にある子宮頚部を見て異常がないか調べます。
要するに、コルポスコープで子宮内部を直接チェックしながら
組織を採取して組織診を行って、より正確な診断をつけようとしているわけですね。
あと、もっと子宮頸がんという病気について知りたい方は
こちらの書籍をおすすめします。
⇒
【バーゲン本】子宮頸がんーよくわかる最新医学 [ 小田 瑞恵 ]
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