高度異形成だと痛みの症状がでるの?
高度異形成だと痛みの症状がでるの?
高度異形成の状態を放っておくと子宮頸がんになることがあります。
子宮頸がんはもちろん女性にしか起こりません。
子宮の中の子宮頚部という場所にできるガンだからです。
で、子宮頸がんは女性にできるガンの中でも乳がんの次に多いガンです。
毎年10000人以上の女性に子宮頸がんができ
そのうちの約3割の女性が死亡しています。
たいていのガンは原因がはっきりしていません。
ですが子宮頸がんの原因ははっきりしています。
ヒトパピローマウイルスというウイルスです。
異性との性交渉時にヒトパピローマウイルスが子宮に入り
10年くらいの時間をかけて増殖し、子宮頸がんが発症するのです。
今では子宮頸がんワクチンでヒトパピローマウイルスの予防ができますが賛否両論です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒
子宮頸がんワクチンで深刻な副作用がでる確率は?
書籍もあるくらいです。
⇒
こんなにあぶない子宮頚がんワクチン [ 安田美絵 ]
でここからが本題です。
高度異形成について解説しますが
そもそも異形成とは何でしょう?
異形成とは子宮頚部の細胞が正常な形でないことをいいます。
と3段階に分かれます。
もちろん軽度異形成が一番正常に近く高度異形成になるほど異常の度合いが強いです。だから高度異形成の状態というのは子宮頸がんのなる確率がかなり高くなります。
では高度異形成になると痛みなどの症状がでるのでしょうか?
高度異形成になると痛みの症状がでるの?
結論としては軽度異形成、中等度異形成、高度異形成のどの状態でも
痛みの症状がでることはふつうありません。
無症状です。
出血が起こることもありません。
高度異形成が進行して上皮内癌や浸潤ガンの状態になると
性交渉時に出血の症状がでることがあります。
ということで高度異形成であっても症状はありません。
そういった意味では異性との性交渉時にヒトパピローマウイルスに感染し
知らず知らずのうちに、約10年くらいの期間をへて
突然子宮頸がんを発症してしまうわけです。
子宮頸がんは子宮頸がん検診やヒトパピローマウイルス(HPV)の検査を受けることで
現在の状態がわかります。
必ず検診を受けるようにしましょう。
早期に発見すれば、手術で治る病気ですから。
こちらも参考に!⇒
子宮頸がん検診で異形成!進行速度はどれくらい?
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