子宮頸がんとはどんな病気?
子宮頸がんとはこちらの画像の『子宮頸管』という場所にできるガンです。
細かいことをいうと、子宮頸管は子宮の入り口にあります。
また、子宮頸管は画像のように膣と子宮をつなぐ細長い管です。
子宮頸管の奥には子宮体部があり、ここにできるがんを子宮体がんと呼びます。
子宮体がんと子宮頸がんは、『がん』ができる場所が違うだけではありません。
『がん』ができる原因もまったく違います。
そういった背景から
- 子宮体がん
- 子宮頸がん
と病名を区別しているのです。
子宮体がんは子宮体という妊娠して胎児が育つ場所にできる『がん』ですが、
50歳を過ぎた閉経後の女性に多いです。
これに対して子宮頸がんは子宮頸管にできる『がん』で
30歳前後の若い女性が多く発症しています。
データとして、毎年9,800人の女性が子宮頸がんを発症し
2700人の女性が亡くなっているそうです。
子宮頸がんは発症する前の段階で検査でわかります。
そんなこともあって、20歳以上の女性は2年に1回
子宮頸がん検診を受けるように推奨されています。
ただ、「子宮頸がんの検査って痛くないの?」と心配な方もいらっしゃるでしょう。
詳しくはこちらで解説しました。
子宮頸がん検診を受けようか迷っている方はご覧ください。
子宮頸がんは先ほども申しましたが、毎年9,800人の女性が発症し
2,700人の女性が亡くなっています。
子宮頸がんは発がん性ヒトパピローマウイルスに感染することが原因で起こります。
ただ、『発がん性』と記載しているのがポイントです。
ヒトパピローマウイルスにもいろんな種類があります。
しかも、発がん性ヒトパピローマウイルスに感染しても
90%くらいの確率で自然に体から消えてなくなります。
残り10%の確率であなたの体の中に発がん性ヒトパピローマウイルスが残り、
子宮頸がんに発展する可能性があるのです。
だいたい、発がん性ヒトパピローマウイルスに感染して子宮頸がんに発展するまで
10年前後かかると言われています。
約10年の間、子宮頸管の細胞は少しずつ形を変えていきながら『がん』に変わっていきます。
だから、子宮頸がん検診を定期的に受ける必要があるわけですね。
まだ子宮頸がんになっていないけど、
少しずつ『がん』に近づいている細胞は検査すればわかります。
もし子宮頸がんになりそうな細胞が検診で発見できたら
すぐに適切な治療を受けることで、完治できます。
逆に検診を受けないでいると
知らぬ間に子宮頸がんを発症し手遅れになることだってあるわけです。
ただ、子宮頸がん検診を受けることが不安な方もいるでしょう。
そこで、検診ってどんなものなのか?解説しました。
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